韓国の自動出入国審査システム「SeS」を仁川国際空港で実際に登録してきました。登録場所・受付時間・対象年齢・利用条件・登録手順・自動化ゲートの使い方を写真付きで詳しく解説します。
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e-Arrival Card・K-ETA・SeSの違い
2026年6月現在、韓国へ入国する日本人旅行者には、e-Arrival CardやK-ETAによる事前手続きと、入国審査をスムーズに通過できる自動出入国審査システム「SeS」があります。
それぞれの違いを整理したうえで何がおすすめか解説します。
結論から言うと、今後韓国を訪れる予定の有無にかかわらず、SeS登録が断然おすすめです。
電子入国申告書(e-Arrival Card)による入国
紙の入国カード廃止に伴い導入されたシステムで、K-ETAを持っていない対象者は毎回ネットで申請する必要があります。現在、K-ETAを持っていない日本人旅行者が一般的に利用する入国申告方法です。
韓国到着日を1日目として3日前から、公式サイト(https://www.e-arrivalcard.go.kr/)にて無料で登録できます。
申請完了後に表示される画面や送信されるメールは、念のためスマートフォンに保存してから渡韓すると安心です。
入国審査は有人カウンターに並ぶことになりますが、ほぼ毎回のように長蛇の列です。
e-Arrival Cardの申請方法はこちら
電子渡航認証(K-ETA)による入国
本来は観光入国に必須のシステムですが、観光活性化のため2026年12月31日まで日本国籍者はK-ETAの取得が免除されています。
2026年6月現在は免除期間中ですが、もし過去に取得した有効なK-ETA(有効期間3年)を持っている場合はそのまま使えます。有効なK-ETAがあれば、上記の「e-Arrival Card」の登録は不要になります。
ただしK-ETAの登録には10,000ウォン+決済手数料の登録料が必要です。日本円でおよそ1,100円前後です。
決済方法は、クレジットカードまたはデビットカードでのオンライン決済となります。
e-Arrival Cardと同じく入国審査は有人カウンターに並ぶことになりますが、同様にほぼ毎回のように長蛇の列です。
自動出入国審査システム(SeS: Smart Entry Service)による入国
SeSは、韓国版の「自動出入国審査サービス」です。
香港の「e-道(e-Channel)」の韓国版のようなもので、空港の入国審査で審査官のいる有人カウンターに並ぶ代わりに、パスポートと顔認証・指紋認証を使って自動ゲートを通過する仕組みです。
データはパスポート番号と紐づいているため、パスポートを更新・再発行した場合は、韓国到着時にまた再登録が必要になります。
初回に現地空港で指紋と顔写真を登録すれば、初回登録時こそ「e-Arrival Card」の申請が必要ですが、次回からは事前の「e-Arrival Card」のネット申請が一切不要になり、大行列を横目に自動化ゲートを通りわずか20~30秒であっという間に入国できます。
次のパスポート更新までの間で、今後再び韓国を訪れる予定があるならば、当然SeSが最も便利な選択肢になりますし、再訪の予定が無くても今ならSeS登録のレーンの方が空いている場合が多いので、十分申請する価値があります。
⚠️ 注意点
SeS登録は17歳以上が対象です。
17歳未満のお子様は自動化ゲートを通れないため、保護者の方だけが先にSeSで通過してしまうとお子様が審査場内に一人で取り残されてしまいます。お子様連れの場合は、保護者の方にSeS登録があっても自動化ゲートは使わず、全員で有人レーンまたは※優先レーンに並ぶことになります。
※仁川国際空港では、満7歳未満の子ども1名につき、最大3名までの同伴者が優先レーンを利用できます。
自動出入国審査システム(SeS: Smart Entry Service)の登録場所
2026年6月現在、仁川国際空港と済州国際空港の2空港でのみ申請受付しているとされています。
ただし、済州空港は平日日中のみで昼休みとかもあり、しかも情報も交錯しています。
ですので仁川空港での登録のみで考えた方が安心です。今回は仁川空港での体験談です。
金浦空港では以下の条件に当てはまる方が登録対象です。
- 満7歳~満18歳の韓国国民
- 氏名、生年月日等の事項が変更された韓国国民
- 17歳以上の「登録外国人」
ここでいう「登録外国人」とは、前述した「外国人登録証(長期滞在ビザ)」を持っている人のみの専門用語です。私たち日本人がノービザ(観光目的)の短期滞在で入国する場合、この3の「登録外国人」には該当しません。
仁川空港では、以下の表の場所で登録できます。
| 空港・ターミナル | 登録場所 | 運営時間 |
|---|---|---|
| 仁川国際空港 第1ターミナル | 2階 入国審査場手前 Aブース | 7:00 ~ 19:00(年中無休)※一部レーンで21:00まで延長の場合あり |
| 仁川国際空港 第1ターミナル | 2階 入国審査場手前 Fブース | 7:00 ~ 19:00(年中無休)※一部レーンで21:00まで延長の場合あり |
| 仁川国際空港 第2ターミナル | 2階 入国審査場手前 Aブース | 24時間※深夜は窓口が減り待ち時間が長くなる場合あり |
| 仁川国際空港 第2ターミナル | 2階 入国審査場手前 Bブース | 5:00 ~ 20:00(年中無休) |
👇当日の運用状況によって登録ブースの場所が変更される場合がありますが、イミグレーションエリアに行けば赤枠のようなわかりやすい案内表示が設置されていますので(2026年6月現在)、落ち着いて探せば登録場所は見つかります。

次の章では、実際に仁川空港でこのSeSを申請した流れをご説明します。
自動出入国審査システム(SeS: Smart Entry Service)の登録の流れ
今回、仁川空港第2ターミナルから韓国に入国してSeSの登録を済ませました。
結論、すごく簡単に登録が完了しました。さらには登録後すぐに自動化ゲートを使って入国できました。
⚠️超重要! SeS初回登録時のみe-Arrival Cardの登録が必要です。事前に申請を済ませておきましょう。
👇降機したら「Arrivals」へ向かい、イミグレーションを目指します。(※仁川空港T2の降機直後の写真)

👇イミグレーションのところまで来ると、

👇この場所では、FOREIGN PASSPORTS(外国のパスポート)は左方向ですが…
【⚠️重要】ここで絶対に「FOREIGN PASSPORTS」(この画像の場合だと左方向)に並ばないでください。有人カウンターで入国審査されて、今回SeS登録できずに終了となります。

👇赤枠「SeS REGISTERED FOREIGNERS」はSeSに登録済みの外国人という意味です。SeS登録済みの方は右方向ですね。
今回初めてSeSを登録する場所もこの自動化ゲートの近くに設置されていることが多いようですので、この時点で初回の登録場所「SMART ENTRY SERVICE REGISTRATION CENTER(スマートエントリーサービス登録センター)」の表記が見つけられなくても同じ方向に行ってみてください。(今回は右方向)

👇するとこんな案内表示があります。とにかく落ち着いて「SeS」という表示を探して、赤枠の「SMART ENTRY SERVICE REGISTRATION CENTER(スマートエントリーサービス登録センター)」という表示を見つけてください。たぶんすぐ見つけられると思います。
もしどうしても見つからない時は近くにいるスタッフの方に聞いてみてください。

👇登録申請は当然有人カウンターです。手続きは以下の流れで進みます。
1.パスポートを渡します。
2.スタッフが本人の顔とパスポート写真を照合するため、マスク・帽子・サングラスを外します。
3.スタッフの指示に従って、両手の人差し指を読み取り機に置き、指紋を登録します。
4.案内に従って、カメラを見て顔写真を登録します。
5.黄色いSeSのシールを貼ってもらったパスポートを受け取ります。
👇こんな黄色のシールを貼ってくれます。
※余談ですが、白い縦長のシールは香港のe-道(e-Channel)の登録シールです。

以上です。1~2分です。あっという間です。超簡単です。
⚠️ 筆者は並ぶことなく1~2分で終了しましたが、1時間以上並んだというお話を見かけました。
さらには黄色のシールを斜めに貼られたというお話も見かけました。
出たとこ勝負…でしょうか。
SeS登録が終わったら自動化ゲートへ
SeS登録が終わったら、そのまま床に書いてある表示の通り歩くとすぐ隣に自動化ゲートがありますので入国審査を済ませます。
👇自動化ゲートでは、
1.案内通りにパスポートの顔写真ページを読み込ませます。
2.指紋読み取りの指示が出たら、カメラを見ながら右手の人差し指をセンサーに置きます。(顔と指紋を照合しています)
3.ゲートが開きます。
👇※SeSのイメージ画像

以上です。入国審査完了まで20~30秒です。あっという間です。超簡単です。
韓国SeSに関するよくある質問
- SeSの登録料金はいくらですか?
-
SeSの登録料金は無料です。登録時に必要なのは、原則として有効なパスポートと、e-Arrivalの事前申請のみです。
- SeSの登録にはどのくらい時間がかかりますか?
-
登録手続き自体は、混雑していなければ1~2分程度で完了します(体験談)。ただし、登録センターの混雑状況によっては待ち時間が発生する場合があります。
- SeSは何歳から利用できますか?
-
日本からの一般旅行者は、原則として17歳以上が対象です。17歳未満の旅行者は、家族ごと通常の有人入国審査を利用します。
- パスポートを更新した場合は再登録が必要ですか?
-
はい。SeSの登録情報はパスポートに紐づいているため、パスポートを更新し引き続きSeSを利用したい場合は、新しいパスポートで再登録が必要です。
- SeSは仁川空港以外でも利用できますか?
-
登録済みであれば、仁川国際空港以外の対応空港でもSeSの自動化ゲートを利用できます。
ただし、「SeSを利用できる空港」と「初回登録を受け付けている空港」は異なる場合があります。登録場所や受付時間は変更される可能性があるため、渡航前に最新情報をご確認ください。
たとえば金浦空港では利用はできますが、初回登録はできません。
- SeS登録後もe-Arrival Cardは必要ですか?
-
SeS登録時はe-Arrival Cardが必要ですが、登録後の次回以降の韓国入国時はe-Arrival Cardの事前申請は不要です。自動化ゲートでパスポートの読み取りや顔認証などを行い、入国します。
※ただしこれは2026年6月時点の運用です。今後制度変更の可能性があるため、渡航前に最新情報をご確認ください。
- SeS登録後、すぐに自動化ゲートを利用できますか?
-
入国前にまず登録するわけですが、それが完了すれば、基本的には今回の入国からすぐに自動化ゲートを利用できます。
- SeS登録時に英語や韓国語は必要ですか?
-
複雑な会話はありません。パスポートを提示し、スタッフのジェスチャーや簡単なレベルの英単語案内に従って指紋と顔写真を登録します。
まとめ
初回SeS登録時ですら入国審査は数分で通過です。一方、今まで通りの有人の入国審査の方は長蛇の列でした。
次回からは自動化ゲートの前に並んでいなければ、入国審査通過は1分以内です。
SeSはパスポート更新の前に渡韓の予定が無い方でも、登録する価値があります。
ましてや今後も韓国を訪れる予定がある方には、SeS登録を強くおすすめします。
それだけ便利すぎるのです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このあともしばらくソウルひとり旅での記事が続きます。
また次回の記事でお会いしましょう。







